クリスマスシーズンの海外出張は危険!

my journey

カリフォルニア州サンノゼにあるソニーからニューヨークまで出張する事が何度も過去にあった。クリスマスシーズン時期の出張は、今回が初めてであった。まさか、こんな事になるとは。

クリスマスシーズンは誰もが生まれ育った実家に戻ろうとする。エアーチケットを予約するのも大変な時期だ。空港は旅行客で一杯。飛行機が出発する1時間前以上に到着していないと何か不都合があった時にフライトに乗れない場合が多い。

この状況は、正月をふるさとで迎えるために飛行機や新幹線で私たちが動くのと同じだ。こんな状況でニューヨークのソニー米国本社まで出張する羽目になった。

行きはよいよい帰りは怖い!

なんとか、ニューヨークのラガーディア国際空港に到着。空港からタクシーでマンハッタンのホテルに直行。翌日の朝、ソニー米国本社で打ち合わせがある。今回の出張は、1泊二日なのだがニューヨークに到着したのが、12月22日だった。23日はサンノゼに戻る予定できた。

問題は、23日午後13時23分発のUnited Airlineサンノゼ行き便で起きた。

クリスマスシーズンのためフライト便がなぜか次々とキャンセル(欠航)になっていく。 United Airlineのカウンターでその理由を聞いたら、フライト乗務員がクリスマス休暇を取り始めているからだと。え、え!それどう言うこと?

この時期にフライトが欠航になる事は常識のようだ。周りの米国人は知っていて空港に来ていた。知らないのは私だけ。 根気強く欠航になっていないフライト便をカウンターでお願いしたのだが、状況は変わらず。このままクリスマスイブとクリスマスを迎えるともっと状況が悪くなる。誰もがクリスマス時期に働きたくない。何とか、23日中にサンノゼに戻れれば後は問題なく過ごせる。

受付カンターにいるスタッフでは、どうにもならないと思いエスカレーションを依頼した。彼女のボス(マネジャー)を呼び出してこちらの事情を話した。担当者とマネジャーでは権限に違いがある。彼女に出来ないことがマネジャーには出来る。10分ほど、マネジャーと話し込んでからやっと落ちるところに落ち着いた。夜21時33分のサンノゼ行き(最終便)に何とか滑り込めたのだ。

日本でもそうだが、国全体で休む長いNational Holidays時期前には旅行を控えることだ。誰もが休みたいと思い、休暇を取り始める時期は最悪な状況が待っている。

今回の経験で学んだ。二度とクリスマスシーズンに米国国内を出張しないことだと。

どこの国でも国民が一斉に移動する時期がある。このような時期に出張を入れると私と同じ状況に陥る。大切なビジネス出張は、事前に時期を選んで計画する。それが一番問題が少ない。

執筆者:海外支援G 吉田憲人

お問い合わせは、info@japanexporting.biz まで。

お問合せ

NPO事務所へのアクセス

access map04